全自動・ほったらかしで、17億9000万円稼げるという”複合型トレードシステム『零式』”について記事にしていきます。
私もFXの自動売買をやっていますが、11年連続して無敗とはちょっと信じられない成績ですね。投資ですから普通は買ったり負けたりするものなのですが、年間成績でという意味でしょうかね??
EAを複数稼働させることで実現しているようですが、本当に稼げる案件なのか確認していきましょう。

複合型トレードシステム『零式』
特定商取引法に基づく記載
気になる商材を見つけたら、まず確認したいのが特定商取引法に基づく記載事項です。
特商法は消費者保護のための法律で、消費者とのトラブルを起こしやすい業種に対して会社名、所在地、責任者、連絡先などを記載するよう義務付けています。
一般的にLP(ランディングページ)の一番下に特商法と個人情報の取り扱い(プライバシーポリシー)のページへのリンクがあります。そこから内容を確認することができます。
一通りセールスコピーを読んで「気になるな」と思ったら、購入・登録する前にかならず確認して下さいね。
特商法の記載事項のチェックポイント
まず、特商法の記載が無い場合は論外だと言えます。要は法律を守る気がない事業者だと言うことです。
基本的に特商法の記載があって当たり前、記載モレや事実と異なる内容を記載しているなど不備がある事業者にも注意が必要です。
また、記載事項のうちの一部または全部をテキスト(文字)ではなく画像データ化している会社も要注意です。なぜなら、「検索に引っかからないよう画像データ化する=何か後ろめたいことがある」ですからね。
複合型トレードシステム『零式』 の特商法の記載
販売業者 | 株式会社LogicalForex |
運営責任者 | 工藤 総一郎 |
所在地 | 〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル12F |
電話番号 | 03-6240-4430 |
メールアドレス | zero-shiki@logical-forex.com |
多くのFX系の商材を手掛けているクロスリテイリング株式会社のグループ企業ですね。
特商法の記載に不備はありませんが、記載内容を画像データ化している点が気になります。投資系の案件なので、悪評が立つのを恐れてのことだとは思いますが、テキスト(文字)表記して欲しいです。
複合型トレードシステム『零式』のセールスコピー
FXは、初心者でも【複数稼働】で稼ぐ新時代へ…
完全自動xほったらかしで
17億9000万円!
11年連続、無敗1,000種類以上のEAから導き出した、
次世代の複合型トレードシステム
LPより抜粋しましたが、FXの自動売買システム(EA)を複数稼働させて利益を最大化しようとするもののようですね。
トレンド相場が得意なEAとレンジ相場が得意なEAを組み合わせて稼働させることが出来れば確かに勝てそうな気がします。とは言え、普通のEAは自動売買のON/OFFを手動で行うことは出来ますが、相場の状況から自動で切り替えることはできません。
セールスコピーでは「天才プログラマーが開発」とありますが、一方で「1000種類以上のEAから選りすぐりのEAを選び出し」との記載もあります。
EAを開発したのではなく、複数のEAの自動売買のON/OFFを自動的に切り替え、複合的に動かす仕組みを作ったという認識で良いのですかね?
96,360時間を超える検証時間との記載もありましたが、気になって計算してみたところ
11年×365日×24時間=96,360時間
となりました。
普通に考えて11年以上の時間をかけて開発・検証するハズもありませんから、要はバックテストの期間を表していると考えて良いでしょう。こういった部分の表現方法などがクロス社のグループ企業らしいです。
また、「このEAの制御技術には、ステルス戦闘機F-35と同じコード技術を使っている」とも書かれていましたが、MT4・MT5で動作するEAはメタクォーツソフトウェア株式会社によって開発されたMQL言語で作られています。
それぞれC言語、C++言語をベースとしており、F-35の制御ソフトはJSF++(Joint Strike Fighter)というC++を安全に利用するためのコーディング規約に基づいて開発されています。
※JSF++はコチラで公開されています。興味があればどうぞ…
軍事転用が可能と聞くと、それだけで何だかスゴそうと感じるかも知れませんが、「コーディング規約」は多数のプログラマが参加するプロジェクトにおいて、プログラミング品質を均質にするために定める文書のことです。
F-35のソフトウエア規模は1800万行以上と言われていますが、あくまでも開発されたプログラムがスゴイのであって、コード技術は保守性や正確性を高めるためのものです。
JSF++の規約に基づいたコーディングをしているのかも知れませんが、それがEAの性能につながるとは思えません。いわゆる権威付けのコピーですね。
複合型トレードシステム『零式』の概要
高性能EAで組んだ無敵のフォーメーションを
ボタン一つで、稼働させてしまえば、24時間、あなたの代わりに利益を追求し続け、
負けを寄せ付けない理想のトレードを”いつまでも・何度でも”
繰り返し続けてくれるでしょう。
EAを複数組み合わせて稼働させることは分かりましたが、どういったロジックのEAを組み合わせるのかなど詳しい内容については触れられていません。
そう言えばクロス社は少し前に「10万円から完全自動で1億円」を謳ったEAのオファーを出していましたね。
億の神龍 (しんりゅう) クロスリテイリング株式会社 をレビュー
「億の神龍」の時と同様に、詳細は無料登録後に明らかにされるのかも知れませんが、「儲かる」「稼げる」と言われても具体的な根拠が明らかでないと信用しかねます。
また、「最新のトレードシステムの無料登録」とありますが、一言も複合型トレードシステム『零式』を無料で提供するとは言っていません。
恐らくですが、このFX自動売買システムの販売または有料のセミナー等のバックエンドがあると推察されます。
販売ページや無料講座などで稼げるイメージを持たせ、さて稼ぐ方法はとなった時にそれは有料で…となるパターンでしょうね。
無料で稼げる案件だと思って近づくと痛い目にあいそうです(苦笑)
複合型トレードシステム『零式』の実績
こういったオファーに登録する際には、必ず実績が出ているのかを確認する必要があります。販売ページを見る限りキチンとしたバックテスト・フォワードテストの結果は公開されていませんでした。
基本的にこのようなツール系の案件の場合、バックテストの結果が期待される損益やシステムの信頼性などの根拠になります。
今までにサブプライムショックやリーマンショック、アベノミクスによる相場の動きを見てきた私からすると、イレギュラーな相場での検証がされているのかどうか気になります。
無料講座で明らかにされるのかも知れませんが、そこまで引っ張らずにセールスレターでキチンと実績を明らかにした方が信頼度が高まると思います。
フォワードテストの実績が開示されていない
バックテストの結果がボカシ加工無しで掲載されているのは好印象ですが、あくまでもテスト結果です。
実際に値動きのある相場で稼働させ、どれだけの実績を出しているのかという稼働実績が大切です。
というのも、MT4には「最適化」というツールがあり、バックテスト期間において最高の成績が出るようにパラメーターを最適化できるからです。
過去の相場に合わせて最適化していくと、しばしば「過剰最適化(カーブフィッティング)」になりがちです。
その結果、バックテストの成績は優秀になりますが、実際の取引で使用するとバックテストの結果通りに行かないケースが多々あります。
バックテストは、あくまでも過去の相場データを使い検証を行った結果なのに対し、フォワードテストは「実際に運用してみた結果」のことを示します。
簡単に言ってしまえば、リアルな口座で運用した結果がフォワードテストです。
そのため、EAの過去の結果として信用できるのはバックテストではなくフォワードテストだと言えるでしょう。
バックテストの結果のみを売りにしているEAは、開発者が実際には運用していない可能性もありますが、フォワードテストを公開しているEAは実際に運用し結果が出している証明になります。
LPには「今もリアルタイムで利益を生んでいる」とありますから、リアル口座での運用成績も出して欲しいものです。
複合型トレードシステム『零式』の口コミ・レビュー
発表されたばかりの案件のため、『零式』で稼げたという口コミが無いのは当然ですが、リリース前の段階から詐欺扱いするブログもあり驚かされました。大丈夫なのですかね??
さて、宣伝広告費をかけて企業がオファーを出しているのですから当然ですが営利目的です。無料で終わるハズも無く、商品販売が待ち構えていると考えて間違いありません。
複数回に分けて動画を視聴させていくことで、稼げるイメージを膨らませ購入に結びつけていくのでしょう。
収益性が不明
EAは収益性で選ぶべきですが、リアルな口座で運用した結果が明らかでないと、どの程度の利益が期待できるのか判断することが出来ません。
現状、零式はフォワードテストの成績が公開されておらず、収益性に疑問が残ります。
毎日公開しろとは言いませんが、週単位or月単位での稼働実績が明らかになれば検討することが出来ますが、現時点では収益性が不明なためオススメできません。
まとめ
今回は全自動・ほったらかしで、17億9000万円稼げるという複合型トレードシステム『零式』について確認してきました。
販売元はクロスリテイリング株式会社のグループ会社である株式会社LogicalForexで、セールスコピーにはクロス社らしい表現が盛り込まれていました。
複数のEAを組み合わせることで利益を最大化させるという考え方には共感できる部分がありましたが、どういうロジックのEAを組み合わせていくのかなど具体的なことは明らかにされていません。
また、公開されている実績はバックテストのみで、実際にEAを稼働させたフォワードテストの成績が明らかにされていません。
バックテストは、あくまでも過去の相場データを使い検証を行った結果なのに対し、フォワードテストは「実際に運用してみた結果」です。
過去データを使ったバックテストの成績は良くても、実際に運用したらすぐ破綻するEAなんてザラにありますからね。
EAは収益性で選ぶべきですが、リアルな口座で運用した結果が明らかでないと、どの程度の利益が期待できるのか判断することが出来ません。
零式はバックテストの結果のみを売りにしているため、開発者が実際にはEAを運用していない可能性も考えられ、実際の収益性に疑問が残ります。
以上のことから、現時点ではフォワードテストの結果待ちだと言えます。
もし、あなたが本当に稼ぎたいのであれば、私が現在進行形で運用し、実際のトレード成績のキャプチャ画像を毎日報告している以下の案件をオススメします。
月利10%〜20%ほどの現実的な利益を得ることができる案件です。胡散臭いと思う気持ちは分かりますが、私が人柱となり検証済みなので安心して下さい(笑)
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詳しくは上記記事を参照下さい。
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