“ワイルドカードシステム” 株式会社ワイルドアイズは稼げない!?

バイナリーオプション用のツールWild card system”ワイルドカードシステム”(株式会社ワイルドアイズ)を検証していきます。

私自身、FX取引の経験はありますがバイナリーオプションは未経験です。取引の手数料が無料で少額からでも稼ぎやすいという話は聞きますが、博打的なイメージがあり今まで避けてきました。

Wild card systemを使うことで、これからバイナリーオプションをはじめる初心者でも稼ぐことができるのかを確認していきます。

ワイルドカードシステム

ワイルドカードシステム

特定商取引法に基づく表記

働き方改革や新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事や収入が減ってしまい、それを補うために副業や投資についての情報を調べている人は多いです。

そして、そんな人たちを悪質な業者がお金を騙し取ろうと狙っています。ネット・SNSに出回っている副業や投資の案件には詐欺的なものも数多くあるので信用できる事業者かキチンと確認する必要があります。

信頼できる事業者かを見極めるポイントの1つが特定商取引法に基づく表記です。

特定商取引法は消費者保護のための法律で、消費者とトラブルを起こしやすい通販・訪問販売などの事業者が対象となっており、事業者は販売ページに会社名、所在地、責任者、連絡先などを記載する義務があります。

一般的にはLPの一番下に特商法の表記と個人情報の取り扱い(プライバシーポリシー)のページへのリンクがあるので、そこから確認することが出来ます。

販売ページやLPを読み終わり「気になるな」と思ってもいきなり申し込みはせず、まずは特商法のページを確認して下さいね。

特商法の表記のチェックポイント

まず、特商法の表記が無い業者は論外です。法律を守る気が無いという意思表示ですから信用に値しません。

基本的には特商法の表記があって当たり前、一部の記載モレや事実と異なる内容を記載している業者もいるので注意が必要です。

また、記載事項の一部または全部を文字(テキスト)では無く画像データ化している業者も要注意です。なぜなら、検索に引っかからないために画像データ化しているのは、何か後ろめたいことがあるということです。

それでは、ワイルドカードシステムの特商法の記載事項をチェックしていきましょう。

ワイルドカードシステムの特商法の表記

販売社名 株式会社ワイルドアイズ
所在地 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス2F
電話番号 03-6683-7158
メールアドレス rumirisu07@gmail.com
販売URL https://wildcardsystem.com/

特定商取引法に基づく記載に不備はありあせんでしたが、記載内容が全て画像データ化されている部分が気になります。投資系の案件なので、悪評が広がるのを恐れたのかも知れませんね。

法人番号、会社ホームページともに確認ができ、実在する法人で間違いありませんが、後ろめたいことが無ければ特商法の表記はテキスト(文字)にして欲しいものです。

またメールアドレスにGmailを使っている部分も気になります。普通の企業であれば独自ドメインのメールを運用していますよね?

所在地がバーチャルオフィス

念のため所在地を調べてみたところ、何と銀座のバーチャルオフィスでした。

登記上の住所がバーチャルオフィスというだけで事業所が別にある可能性もあるため、一概にバーチャルオフィスが悪いとは言いませんが、会社の信用度という点ではマイナスポイントですね。

また、会社概要によると「Webマーケティング」を得意としている会社のようです。会社ホームページにはバイナリーオプションに関する記載はまったくありませんでしたが大丈夫なのでしょうか?

恐らく販売のプロモーションを任されているだけで、システムの製作者は社外の人間ということですね。

ワイルドカードシステム のセールスコピー

驚異の平均勝率93.7%
自己学習AIを搭載した
進化し続ける51のロジックが
たった1,000円から月収100万円へ導く

LPから抜粋しましたが、1,000円の投資が月収100万円になるとはスゴイ話です。とは言え、こういった投資系のセールスコピーは話半分〜3分の1で聞いておく位で丁度良いです。

3種類のロジックを搭載したMT4用のインジケータですが、セールスコピーにはMT4のインジケーターでは実装することが不可能な「自己学習AI」という言葉があります。

最近は「AI搭載」というと「何だかすごそう」と感じる人が多いためコピーに入れたのでしょうか、余計に胡散臭く感じるのは私だけでしょうか??

ワイルドカードシステム の概要

改めてWild card system(ワイルドカードシステム)はバイナリーオプションのMT4インジケータです。

ここで、念のためバイナリーオプションについて確認しておきます。

バイナリーオプションとは為替取引の投資方法の1つで、数秒後または数分後の為替相場を予想するものです。

FXとは違い上がるか・下がるかの2択になり、予想が当たれば投資金額が1.6〜2.4倍に。外れた場合は0円というシンプルな内容になっています。

誤解を恐れずにざっくばらんに言うと「外国為替相場の上げ下げを短期で予想する丁半博打」のようなものです。

3種類のロジックを搭載した勝率表示インジケータで17通貨ペアに対応していることから、3×17=51種類のロジックと謳っていますが、ロジックはあくまでも3種類です。

インジケータに表示される勝率は、マーチン無し・マーチン1回・マーチン2回、それぞれの勝率に切り替えられるようです。

恐らくセールスレターに書かれている勝率は1回の取引でのものではなく、マーチンゲール法を使って上げられた勝率なのでしょう。

ちなみに

マーチンゲール法とは

負けた時に前回掛けた金額の倍の金額を掛けるという手法のことです

話を単純にすると、例えば100円掛けて予想が外れた時は、次に200円を掛けます。すると掛け金は前回の100円と今回200円の合計300円になります。予想が当たれば掛け金200円の2倍の400円が受け取れます。

※利益400円−掛け金300円=100円

得られる利益は常に最初の掛け金の金額になりますが、当たればマイナスにならないというある意味では最強の手法です。

マーチンゲール法の欠点

しかし、これにも欠点があります。仮にですが掛け金1,000円でブラック・ジャックの勝負に望んだとしましょう。どうなるのか累積損益に注目してみると…

回数 結果 掛け金 損益 累計損益
1回目 負け 1,000円 -1,000円 -1,000円
2回目 負け 2,000円 -2,000円 -3,000円
3回目 負け 4,000 円 -4,000 円 -7,000円
4回目 負け 8,000円 -8,000円 -15,000円
5回目 負け 16,000円 -16,000円 -36.000円
6回目 負け 32,000円 -32,000円 -63,000円
7回目 負け 64,000円 -64,000円 -127,000円
8回目 負け 128,000円 -128,000円 -255,000円
9回目 負け 256,000円 -256,000円 -511,000円
10回目 負け 512,000円 -512,000円 -1,023,000円
11回目 勝ち 1,024,000円 +1024,000円 +1,000円

10回目負けた時点で累積損失は−1,023,000円です。そして11回目の勝負は102,400円を掛けたにも関わらず、累積損益は1,000円になるだけです。

連敗すると多額の資金が掛かることと資金効率の悪さがマーチンゲール法の欠点だと言えます。

とは言え、今回のワイルドカードシステムはマーチン2回まで。

実際のところどうなるのか計算してみましょう。

平均勝率93.7%では損益分岐点に届かない

バイナリーオプションにおける、マーチンの損益分岐点を計算すると以下の通りとなります。(注:ペイアウト率1.85倍、2倍掛けで計算)。

エントリー回数 マーチン回数 損益分岐勝率
1回 54.05%
2回 1回 81.08%
3回 2回 94.59%
4回 3回 101.35%

2回マーチンを入れた場合、損益分岐点つまりトータルでプラマイゼロにするためには勝率が約94.6%必要です。

ワイルドカードシステムの勝率は93.7%、つまり損益分岐勝率未満だということです。

バイナリー系の商材では勝率90%以上を謳っているものが多いですが、殆どがマーチンを2回することが前提の勝率です。

しかし、2回マーチンをやった場合、約95%の勝率が無いと損益分岐点を超えない計算になります。勝率90%以上と聞くと、何だかスゴイように感じますが実は勝てないツールだったりします。

今回のワイルドカードシステムも損益分岐勝率未満であることから、LPで言うほど稼げる商材では無いと思われます。

ワイルドカードシステム の口コミ・レビュー

実際にWild card system(ワイルドカードシステム)を利用している方の口コミを探してみましたが、販売サイトの「実践者の声」以外に確認できませんでしたが、具体的なレビューをしているサイトを幾つか見つけたのでまとめると、

・セールスレターに誇大な表現がある(自己学習AI)
・インジケータしての機能は優秀だがシグナルに優位性が無い
・単発では勝てないからマーチンを使わざるを得ない

以上のようになります。

LPには「自己学習AI搭載」と書いてありますが、MT4のインジケータに実装することは出来ません。誇大というより嘘の表現ですね。

インジケータとしての機能は優れているようですが、肝心のシグナルが2回マーチンを行った場合の損益分離勝率を超えておらず。LPにあるような1,000円から月収100万円を可能にするツールだとは思えません。

単発では勝てないので2回マーチンの勝率を謳っているのだと思いますが、マーチンのようなハイリスクなトレードをせずシグナル単発でトレード(マーチン無し)できるルールを選ぶべきでしょう。

特に初心者は勝率90%以上と聞くと、シグナル単発での勝率と誤解してしまいます。単発の勝率だと誤解してツールを購入してしまうと期待を裏切られる結果になるでしょうね。

まとめ

ここまでバイナリーオプション用のツールであるWild card system(ワイルドカードシステム)の内容を確認してきました。

機能的には優れているのかも知れませんが、特定商取引法の記載に画像データを使っている時点で怪しく感じるのは私だけでしょうか?また「自己学習AI」を搭載していないにも関わらず、LPで堂々とアピールしている点にも不信感を覚えます。

そして肝心のシグナルですが、勝率93.7%を謳っていますが「2回マーチンを行った場合の損益分岐勝率」である94.59%未満の数字であり、シグナルの優位性が高いとは言い切れません。

料金的に19,800円(税込)と比較的安価ですが、私なら買いませんね。

以上のことから、本案件はオススメしないと判断しました。

ど〜しても参加したい場合は自己責任でお願いします。

そして、あなたが本当に稼ぎたいと思っているなら、私が現在進行形で利益を出している、更に実際のトレードのキャプチャ画像を毎日報告している以下の案件をオススメします。

「編集無しの実績画像」を毎日キチンと公開していますし、現実的な利益を得ることができる案件です。胡散臭いと思う気持ちは分かりますが、私が検証済み・人柱になっているので安心して下さい(笑)

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