W収入オーナーズテンプレート 株式会社BANKER6 を検証

こんにちは。今日は”W収入オーナーズテンプレート”(株式会社BANKER6)について記事していきます。

最近では大企業でも副業を推奨されるようになりました。とは言え本業が忙しいと時間的な拘束がある一般的なアルバイトなどを副業にするのも難しいです。

自分の生活スタイルに合わせて、空き時間に出来る副業があればと色々と比較・検討しながら迷っている人も多いと思います。少しでもお役に立てるよう、本当に稼げる商材なのか確認していきます。

まずは特定商取引法に基づく記載から見ていきましょう。

W収入オーナーズテンプレート

W収入オーナーズテンプレート

特定商取引法に基づく記載

副業の案件を見ていると、こんなに簡単に稼げるの?と思えるものばかりが目立ち、正直怪しいイメージがあります。

全国の消費生活センター等にも「1日○分の作業で月に数百万円を稼ぐ」とか「○万円が○億円になる投資法」といった副業や投資のノウハウと称し、お金を騙し取られたという相談が後をたたないようです。

SNS上に詐欺的な案件も数多く出回っているようで、安易に手を出すのは少々危険です。

こういった案件は、LPの情報から優良案件が悪質なものなのか、ある程度判断することができます。その判断のポイント一つになるのが特定商取引法(特商法)に基づく記載です。

特商法に基づく記載のチェックポイント

特定商取引法は、販売事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とした法律です。 訪問販売や通信販売など、消費者とのトラブルを起こしやすい業種が対象となっており、販売者が守るべきルール、クーリング・オフ等の消費者保護のルール等を定めています。

悪質な販売業者は特商法の記載が無かったり、一部またはすべてを画像データ化していることが多いです。

また、連絡先の記載が無かったり販売者が海外の事業者の場合、何かトラブルがあった際、連絡が取れなくなったら最悪泣き寝入りするしかありません。

販売者が信用できる事業者なのか、一番最初に確認すべき項目だと言えます。

一般的にはLP(ランディングページ)の下部に「特定商取引法に基づく記載」ページへのリンクがあり、そこで事業者名や運営責任者、連絡先などが確認できます。

それでは今回の「W収入オーナーズテンプレート」の特商法の記載を見ていきましょう。

W収入オーナーズテンプレートの特商法の記載

販売事業者名 株式会社BANKER6
販売者事業所在地 知県名古屋市名駅2丁目9−14 第15平松OFFICE3F
代表者または運営責任者 下田 隆(シモダ タカシ)
ホームページ http://banker6.biz/
連絡先 052−756−3733

特商法の記載事項に不備はありませんでしたが、表記がすべて画像データ化されているのが気になります。

会社のホームページを確認したところ、インターネットのコンテンツ企画・制作及び販売が主な事業内容のようです。

所在地の住所も実在しており会社としての実態はあるようです。

もう一つ気になるのが「表現、及び商品に関する注意書き」の記載内容です。

本商品に示された表現や再現性には個人差があり、
必ずしも利益や効果を保証したものではございません
ビジネスなので100%利益が出るとは言い切れないのは理解できますが、少し心配になりますね。

株式会社BANKER6の評判が気になる

販売者の「株式会社BANKER6」で検索してみると過去にも似たような物販系の案件を販売していたことが分かりました。

確認した限りでは、どの案件も誇大な表現を使用していたり、最終的にバックエンド商品の販売があると疑われていたりと正直評判はよく有りませんでした。

これからW収入オーナーズテンプレートについて詳しく見ていきますが、期待しても良いのでしょうか?

W収入オーナーズテンプレート のセールスコピー

10万円〜1億円以上の一撃収入×毎月10万円〜100万円以上の継続収入

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LPによると「一撃と継続」の2つの収入源を手に入れることが出来るようですね。1億円以上の収入などと書かれると何やら怪しく見えます。

ビジネスに取り組めば、少ない人で毎月10万円の継続収入+単発で10万円の収入、多い人だと毎月100万円以上の継続収入+単発1億円の収入が得られるそうです。

普通に考えると素人が取り組んで、そう簡単に単発で1億円の利益を上げられるようになるとは思えません。なにしろ年収で12億円以上になりますよ。

話半分でも年収6億ですから日本中、億万長者だらけになりそうですね。

いったいどんなビジネスモデルなのか詳しく調べてみましょう。

W収入オーナーズテンプレート の概要

どうやらクラウドファンディングを使った物販ビジネスのようですね。

クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数の個人・法人から、資金を集める事ができるサービスのことで、クラウド+ファンディング(資金調達)の二つを組み合わせた言葉です。

「クラファン」などという呼び方をされることがありますね。

クラウドファンディング物販とは?

クラウドファンディングを使った物販は「リサーチ→商談→販売→仕入れ→発送→利益」という流れになるのが一般的です。イメージとしては

1.商品のリサーチ(日本未発売の商品を探す)

2.海外メーカとの契約(もちろん英語ですね0

3.クラウドファンディング上で販売(プロジェクト開始)

4.売れてから商品の仕入れを行う(無在庫販売)

5.商品発送(プロジェクト終了)

6.利益確定

こんな感じで収益が発生する仕組みですね。

クラウドファンディング自体はMakuake(マクアケ)などのサービスを使えば利用できるので、仕入資金のきびしい個人でも、売れる商品さえ見つけることが出来れば大きく稼ぐことが出来そうではあります。

プロジェクト終了後は、独占契約を継続していけば商品をAmazonなどのネット系や実店舗で一般販売することもでき継続した利益を出すことも不可能ではなさそうです。

W収入オーナーズテンプレート の再現性

クラウドファンディングを利用した物販は、ビジネスモデル的には稼げる手法だとは思います。しかし、販売元の株式会社BANKER6はインターネットのコンテンツ企画・制作及び販売が主な事業内容としている法人で、物販ビジネスで実際に利益を得ているとは思えません。

LPを見る限り、初心者向けにクラウドファンディングを利用した物販について解説している商材だと思われますので、ネットなどでも集められる情報を整理した薄いノウハウの可能性も考えられます。

また、クラウドファンディング物販には以下のようなデメリットもあります。

・普通の商品は売れない
・一般販売で売れるとは限らない
・LP作成などマーケティング戦略が必要
・海外業者との交渉が必要

クラウドファンディング物販では「流行り物」や「新しもの好き」が顧客層になるため、一般的でない少し変わった「面白い」「あったらいいな」と思えるような商品が売れる傾向があります。

ですから、短期的にクラファン物販で売れたとしても、一般販売で継続して売れるとは限りません

また、日本にない商品を販売するため、その商品の良さを伝えるためのランディングページの作成や広告宣伝などマーケティングの戦略も必要になってきます。

更には海外企業と独占契約やOEM契約を結ぶ必要もありますし、ビジネスとしては上級者向けのように感じます。

色々と経験を積むことでスキルを上げていけばビジネスとして確立できると思いますが、マニュアル通りに作業すれば利益が出ると思って取り組むと、思うように稼げないという事になりそうですね。

W収入オーナーズテンプレート 実績

こういったオファーに登録する際には、必ず実績が出ているのかを確認する必要がありますが、私が調べてみた限り、実際にW収入オーナーズテンプレートで稼げたという情報は確認できませんでした。

こういったオファーでは、LPに「参加者の声」などが書かれている場合もありますが、そういったものは事業者側でいくらでも捏造することもできます。実際に登録して「稼げた」という実践者の情報をキチンと確認する必要があります。

そもそも毎月10万円の報酬が確定しているように書かれていますが、自分で考えながら作業することが多いビジネスモデルなため、このノウハウを使えば稼げるという根拠を明らかにして欲しいものです。

W収入オーナーズテンプレート の口コミ・レビュー

副業に限らず例え無料のオファーだったとしても安易に登録せず、事前にネットで口コミや評判を調べるのが大切です。調べてみた限り、今のところ否定的な意見が多いようです。

少なくとも参加者の実績や評判が明らかになるまでは見送った方が良さそうですね。

本当に短期的に一億円、継続して100万円以上も稼げるのであれば、実践者は税金対策で法人成りしているハズです。

個人のままだと累進課税で稼げば稼ぐほど高額な課税が課せられるようになりますが、法人成りしていれば自分自身への給与を含む様々な経費を引いたあとの利益に対しての課税になります。

普通に考えると経費が使える、また損金の繰越ができる法人になっているでしょう。

「W収入オーナーズテンプレートで法人成りしました!!」という口コミがあれば信憑性が増すのですが、現時点ではそういった声は入ってきていません。

また、今回のW収入オーナーズテンプレートの販売価格は現時点で不明です。

普通に考えれば、このノウハウが有料で提供されるものだと思いますが、ビジネスモデル的に「自分で考えて行う作業」が多いため、取り組めば必ず稼げるといったタイプの案件ではないように思われます。

稼げるようになる可能性もありますが、個人的には実際にクラファン物販を実践して稼いでいる方から直接教えてもらうほうが近道な気がします。

まとめ

今回はW収入オーナーズテンプレート(株式会社BANKER6)について確認してきました。色々と調べてみた結果、稼げない可能性が高いと判断しました。

特商法の記載に不備はありませんでしたが、記載事項を画像データ化している点が気になりました。

販売元の株式会社BANKER6を調べて見ると、過去に複数の物販系の案件を手掛けており、どの案件でも誇大な表現の使用や、高額なバックエンド商品の販売を疑われたりと評判は良くありませんでした。

クラウドファンディングを使った物販ビジネスのノウハウが提供されるようですが、価格差のある商品を調べて売るだけの転売ビジネスと違い、マーケティング的な戦略が必要なためマニュアル通り作業すれば収益が上がるタイプの案件では無いようです。

また、販売元はインターネットのコンテンツ企画・制作及び販売を事業内容としており、物販ビジネスで実際に利益を得ていない可能性が高いです。

個人的には、実際にクラファン物販を実践して稼いでいる方から直接教えてもらうほうが近道な気がします。

以上のことから、本案件はオススメできないと判断しました。

悪質な業者を見抜く3つのポイント

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、仕事や収入が減っていまい副業や投資を検討する人が多いです。

そんな中、短時間で稼げると謳い、登録者からお金を騙し取るような悪質な業者もいます。

そういった被害防ぐための注意点を紹介します。

・誇大広告は信用しない
・購入前にネットで情報を調べる
・特商法の記載を確認する

「誰でも」「簡単に」「〜するだけ」は信用しない

・「1日30分の作業で簡単に月収100万円を稼ぐ」
・「誰でも即日即金で稼げます」
・「スマホで広告動画を見るだけで日給1万円」

ベタですが、ざっとこんな感じでしょうか。見たことがあるようなキャッチコピーですよね。

普通に考えて「誰でも簡単に○○するだけで稼げる」のであれば、一般公開せずアルバイトでも雇って作業させた方が事業者側は儲かるハズなんです。

そうせずに手間暇と広告宣伝費をかけてまで募集しているという事は、裏に何かがあるということです。

商品名(案件名)+販売会社名 で検索する

最低でも「商品名(案件名)」で検索して欲しいですが、商品に対する口コミやレビュー記事などで情報を集めて下さい。

仮に検討している案件が悪質なものだった場合、既に被害にあった人の情報なども確認することが出来ます。

とは言えアフィリエイト報酬目当てでレビュー記事を書いているアフィリエイターも存在するので、何でも鵜呑みにしてしまうのは危険ですが、参加する前にキチンと調べておくことが大切です。

楽して稼ぐ方法は無い

有料・無料を問わず、真っ当な会社は特定商取引法に基づく記載をキチンとしています。会社名や責任者名・連絡先などの記載が無い、一部および全部が画像データ化されている場合、悪質な業者である可能性が高いです。

また、個人情報を求められる案件の場合、プライバシーポリシーにもキチンと目を通しておく必要があります。第三者に個人情報が横流しされ悪用されないよう注意しましょう。

「世の中に楽して稼ぐ方法」はありません。基本的にビジネスモデルがはっきりしない物には手を出さないことが大切です。

仮にすごく気になるものがあったとしても「うまい話には裏がある」と考えて冷静に判断するようにして下さい。

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