スマホとやる気があればOKとうたっている”タイムライフビジネス(TIME LIFE BUSINESS)” Master HK TRADING LIMITED について記事にしていきます。
空き時間やスキマ時間にスマホで副収入を得ることが出来るのであれば、本業で忙しい人には魅力的です。
最近では大企業でも副業を推奨されるようになりました。とは言え本業が忙しいと時間的な拘束がある一般的なアルバイトなどを副業にするのも難しいです。
自分の生活スタイルに合わせて、空き時間に出来る副業があればと色々と比較・検討しながら迷っている人も多いと思います。少しでもお役に立てるよう、本当に稼げる商材なのか確認していきます。
まず、結論から言ってしまうと
「タイムライフビジネス(TIME LIFE BUSINESS)はオススメ致しません」
その理由について詳しくお伝えしていきますが、まずは特定商取引法に基づく記載から見ていきましょう。

タイムライフビシネス
特定商取引法に基づく表記
副業や投資の案件を見ていると、こんなに簡単に稼げるの?と思えるものばかりが目立ち、正直怪しいイメージがあります。
全国の消費生活センター等にも「1日○分の作業で月に数百万円を稼ぐ」とか「○万円が○億円になる投資法」といった副業や投資のノウハウと称し、お金を騙し取られたという相談が後をたたないようです。
SNS上に詐欺的な案件も数多く出回っているようで、安易に手を出すのは少々危険です。
こういった案件は、LPの情報から優良案件が悪質なものなのか、ある程度判断することができます。その判断のポイント一つになるのが特定商取引法(特商法)に基づく記載です。
特商法に基づく記載のチェックポイント
特定商取引法は、販売事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とした法律です。 訪問販売や通信販売など、消費者とのトラブルを起こしやすい業種が対象となっており、販売者が守るべきルール、クーリング・オフ等の消費者保護のルール等を定めています。
悪質な販売業者は特商法の記載が無かったり、一部またはすべてを画像データ化していることが多いです。
また、連絡先の記載が無かったり販売者が海外の事業者の場合、何かトラブルがあった際、連絡が取れなくなったら最悪泣き寝入りするしかありません。
販売者が信用できる事業者なのか、一番最初に確認すべき項目だと言えます。
一般的にはLP(ランディングページ)の下部に「特定商取引法に基づく記載」ページへのリンクがあり、そこで事業者名や運営責任者、連絡先などが確認できます。
それでは今回の「タイムライフ ビジネス」の特商法の記載を見ていきましょう。
タイムライフビジネス(TIME LIFE BUSINESS) の特定商取引法に基づく記載
販売社名 | Master HK TRADING LIMITED |
運営責任者 | TRAN CAO DOAN |
所在地 | NO 46-C RKT/12/C/323,HOI PONG ROAD W,LEI YUE MUN,KOWLOON,HONG KONG SAR HK |
電話番号 | 03-4570-1230 |
メールアドレス | midfielder@time-catcher.net |
特商法の記載事項を抜粋しましたが、特に不備はありませんでしたが、香港にある会社が運営しているようです。海外の事業者の場合、何かトラブルがあったとしても日本の法律が適用されませんし法的措置も取れないでしょう。
また所在地は香港なのに電話番号が東京03から始まる番号なのが気になります。
日本に支社があるなら、その旨を表記すべきだと思いますし、別の事業者に窓口を委託しているのであれば、それもキチンと明らかにすべきだと思います。
そういう意味ではイマイチ信用を置けない会社のように思えます。
タイムライフビジネス(TIME LIFE BUSINESS) のセールスコピー
本当に稼ぎたい方へ
必要な物、
スマートフォンと
わずかな時間
日常でやってる「検索やタップ」をするだけで「収入を上げる」
目標は1万円からあなた次第で700万円まで狙えます
まずは月収20万円を目標にしてみましょう
LPから抜粋しましたが、スマホと少しの時間の「検索やタップ」だけで収入が得られるそうです。1日1万円〜700万円まで狙えるとありますが、幅がありすぎで意味がよく分かりません。
普通に考えると「検索やタップ」で月収20万円を稼ぐのは不可能だと思いますが、どんなビジネスモデルなのでしょうか?
タイムライフビジネス(TIME LIFE BUSINESS) の概要
肝心のビジネスの内容については、以下の記載しかありませんでした。
詳しい作業内容は、登録をしないと教えてくれないようでが、LINE・名前・メールアドレスと3つの個人情報を登録する必要があります。
どんな作業をして、どこから収益を得るのかというビジネスモデルも明らかにされておらず、運営元は実態の分からない海外の法人です。
この状態で個人情報を登録しろと言われても、私なら絶対に登録しません。
ランサーズなどで調べてみればスグに分かりますが、スマホで出来る作業で稼げる金額はたかが知れています。1日で数十円から良くても数百円でしょうか。(かなりガッツリ作業すればですが…)
もし仮に空き時間やスキマ時間にする「検索やタップ」で毎日1万円〜700万円が稼げる画期的なビジネスモデルがあったとしましょう。運営側はなぜそれを一般公開するのでしょう?
日当1万円も払えば喜んで働いてくれるアルバイトが雇えます。
アルバイトに日当1万円を支払ったとしても、見ず知らずの第三者に利益を与えるよりも運営側の収益は大きくななるハズです。なぜ、それをしないのでしょうか?
私が経営者だったら絶対にアルバイトを雇って作業させますけどね。
この疑問が解消されない限り、安易に登録しない方が良さそうです。
タイムライフビジネス(TIME LIFE BUSINESS) の口コミ・レビュー
ビジネスモデルも明らかにされていませんし、海外法人なのに連絡先は東京。もしかすると日本人の運営者が海外法人と偽って募集している可能性も考えられますね。
ビジネス内容がなく、誰でも簡単に稼げる!また1万円~700万円まで狙える!というのはあまりにも無責任な広告です。
また海外法人なのに、連絡先が03(東京の市外局番)になっているし、参加費用やアフィリエイト系(予想)だとしてもリスクが高すぎる不明な点が多い案件です。
このような案件は絶対に避けておいた方が賢明だと思います。
どうやら登録するとマニュアル購入に誘導されるようです。ビジネスモデルをキチンと明かさない業者は詐欺的なものや悪質な案件が多いです。注意が必要ですね。
しばらくすると、『タイムキャッチャー入門書』という別サイトに誘導されます。
そこには、タイムライフビジネスの宣伝ページと同じで1万~700万円が狙える・最大20万円の特典プレゼントと記載がありました。
また、『タイムキャッチャー入門書』の金額は10,000円となっていました。
しかし、商品の紹介ページを見ても、何のビジネスなのか分かりません。
購入しないと全容が明らかにならないようです。
ビジネス内容をひたすら隠す案件に、優良なものはまずありません。
少し言葉が汚くなりますが「無料で募集→お金を払ってくれるカモを見つける→高額塾への勧誘」という流れのようです。
いかにも簡単に稼げるような書き方をしていますが「せどり」はそう簡単に稼げるビジネスではありませんし、タイムライフビジネスの運営の質も低いようです。関わらない方が賢明ですね。
副業のタイムライフビジネスは詐欺まがいなのでご注意ください。何を隠そう、これはただのせどりのビジネスなのですから。
『最初無料→実はせどりの高額塾の勧誘』
これは、今はやっている詐欺の手口です。騙されないように気を付けましょう。
したがって、『スマホ一つで稼げる』という宣伝内容は嘘です。チンピラがやっているのかと思うぐらい、タイムライフビジネスの中の人間は態度が悪いです。絶対に関わってはいけません。
まとめ
スマホとやる気があれば稼げるという”タイムライフビジネス(TIME LIFE BUSINESS)” Master HK TRADING LIMITED について確認してきました。色々と調べてみた結果、稼げない可能性が非常に高いと判断しました。
特商法の記載によると運営会社は香港の法人、連絡先は東京都内の電話番号と不審な点があります。何かトラブルがあった際、海外の法人では法的措置を取るのも難しいでしょう。
LPではスマホで簡単に稼げるような書き方をしていますが空き時間に「検索やタップ」するだけで万単位の金額を稼げるとは思えませんし、具体的なビジネスの内容にも触れられていません。
口コミなどを調べてみたところ、登録後に比較的安価なマニュアルを購入させ、その後高額なバックエンドを販売する手法だと分かりました。
販売されるバックエンドも「せどりの高額塾」で、LPにあるような空き時間で簡単に稼げるようなビジネスではありません。
ライフタイムビジネスの運営の人間の質も低いようですので、悪質な事業者である可能性が非常に高いです。
以上のことから、参加する価値は無いと判断しました。
悪質な業者を見抜く3つのポイント
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、仕事や収入が減っていまい副業や投資を検討する人が多いです。
そんな中、短時間で稼げると謳い、登録者からお金を騙し取るような悪質な業者もいます。
そういった被害防ぐための注意点を紹介します。
・購入前にネットで情報を調べる
・特商法の記載を確認する
「誰でも」「簡単に」「〜するだけ」は信用しない
・「1日30分の作業で簡単に月収100万円を稼ぐ」
・「誰でも即日即金で稼げます」
・「スマホで広告動画を見るだけで日給1万円」
ベタですが、ざっとこんな感じでしょうか。見たことがあるようなキャッチコピーですよね。
普通に考えて「誰でも簡単に○○するだけで稼げる」のであれば、一般公開せずアルバイトでも雇って作業させた方が事業者側は儲かるハズなんです。
そうせずに手間暇と広告宣伝費をかけてまで募集しているという事は、裏に何かがあるということです。
商品名(案件名)+販売会社名 で検索する
最低でも「商品名(案件名)」で検索して欲しいですが、商品に対する口コミやレビュー記事などで情報を集めて下さい。
仮に検討している案件が悪質なものだった場合、既に被害にあった人の情報なども確認することが出来ます。
とは言えアフィリエイト報酬目当てでレビュー記事を書いているアフィリエイターも存在するので、何でも鵜呑みにしてしまうのは危険ですが、参加する前にキチンと調べておくことが大切です。
楽して稼ぐ方法は無い
有料・無料のオファーを問わず、真っ当な会社は特定商取引法に基づく記載をキチンとしています。会社名や責任者名・連絡先などの記載が無い、一部および全部が画像データ化されている場合、悪質な業者である可能性が高いです。
また、個人情報を求められる案件の場合、プライバシーポリシーにもキチンと目を通しておく必要があります。第三者に個人情報が横流しされ悪用されないよう注意しましょう。
「世の中に楽して稼ぐ方法」はありません。基本的にビジネスモデルがはっきりしない物には手を出さないことが大切です。
仮にすごく気になるものがあったとしても「うまい話には裏がある」と考えて冷静に判断するようにして下さい。