こんにちは。今日は「毎日55,000円の不労所得が手に入る」という”最新副業プレミア5000”について記事にしていきます。
そろそろ緊急事態宣言も解除されそうですが、新型コロナウィルス感染拡大の影響による自粛や時短営業などで、仕事や収入が減ってしまった方も多いと思います。
とは言え、本業があると時間的な拘束がある普通のアルバイトなども難しいです。
そうするとネットを使い在宅で作業できる仕事は無いかと探すことになるのですが、今回の案件もそういったタイプの情報です。
この手の案件は怪しい場合が多いのですが、本当に稼げるオファーなのかを確認していきます。
まず、結論から言ってしまうと
「最新副業プレミア5000はオススメ致しません」
その理由について詳しくお伝えしていきますが、まずは特定商取引法に基づく記載から見ていきましょう。
特定商取引法に基づく記載
副業や投資の案件を見ていると、こんなに簡単に稼げるの?と思えるものばかりが目立ち、正直怪しいイメージがあります。
全国の消費生活センター等にも「1日○分の作業で月に数百万円を稼ぐ」とか「○万円が○億円になる投資法」といった副業や投資のノウハウと称し、お金を騙し取られたという相談が後をたたないようです。
SNS上に詐欺的な案件も数多く出回っているようで、安易に手を出すのは少々危険です。
こういった案件は、LPの情報から優良案件が悪質なものなのか、ある程度判断することができます。その判断のポイント一つになるのが特定商取引法(特商法)に基づく記載です。
特商法に基づく記載のチェックポイント
特定商取引法は、販売事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とした法律です。 訪問販売や通信販売など、消費者とのトラブルを起こしやすい業種が対象となっており、販売者が守るべきルール、クーリング・オフ等の消費者保護のルール等を定めています。
悪質な販売業者は特商法の記載が無かったり、一部またはすべてを画像データ化していることが多いです。
また、連絡先の記載が無かったり販売者が海外の事業者の場合、何かトラブルがあった際、連絡が取れなくなったら最悪泣き寝入りするしかありません。
販売者が信用できる事業者なのか、一番最初に確認すべき項目だと言えます。
一般的にはLP(ランディングページ)の下部に「特定商取引法に基づく記載」ページへのリンクがあり、そこで事業者名や運営責任者、連絡先などが確認できます。
それでは今回の「最新副業プレミア5000」の特商法の記載を見ていきましょう。
最新副業プレミア5000の特商法の記載
記載無し
残念ながら「最新副業プレミア5000」のLPには、特商法に基づく記載がありませんでした。
今回は無料オファーなので厳密に言えば特商法の記載は必要が無いのですが、どこの誰が運営しているのか分からない・プライバシーポリシーも記載されていないオファーに個人情報を登録するのには不安が残ります。
ちなみに、なぜ特商法の記載が必要無いかと言うと、今回の事業者は直接商材を販売している訳ではないからです。「販売しない=商取引ではない」と言われればそれまでですが、真っ当なビジネスをしている事業者はキチンと記載するのが一般的です。
今まで色々な案件を見てきましたが、特商法の記載が無い・または曖昧なものは「稼げる」と広告では言っていても実際には稼げない・信用のおけないものがほとんどでした。
会社名・責任者・所在地・連絡先などの記載が無いことから、現段階では真っ当な副業案件ではなく、オプトインアフィリエイトのリスト取りがオファーの目的なように思われます。(個人の感想です)
今回の最新副業プレミア5000もあまり期待できる案件では無さそうに感じます。
最新副業プレミア5000 のセールスコピー
お金を自動キャッチする最新AIウォレットが登場!
今日からずっと
毎日55000円の不労所得を手に入れませんか?
広告ページより抜粋しましたが、毎日55,000円とはスゴイ話です。
いわゆる「楽して稼げます系」の案件ですが、基本的にこういった「誰でも簡単に稼げる」と謳う案件は疑ってかかったほうが良いです。
単純計算で5.5万×30日とすると月額165万円です。まあ普通に考えてありえない話だと思います。そんなんで月100万円以上も稼げたら、誰も真面目に働かなくなってしまいますよね。
これがFXや株などの投資案件であれば、自己資金の額によっては短時間で稼ぐことが出来るかも知れませんが、投資では無さそうです。
お金が湧いてくる訳ではないので、どこかの企業または個人から対価を頂き、そこから報酬が生まれているハズです。本当に稼げると言うならば、どんなビジネスモデルなのか非常に気になるところです。
「お金を自動でキャッチしてくれる最新のAIウォレット」の正体を調べていきます。
最新副業プレミア5000 の概要
調べてみたところAIウォレットとは「LINEのアカウント」のことのようです。登録するとLINEアカウント追加の案内が届きます。これだけで毎日55,000円の受け取りができるようです。
本当にこれだけで広告のコピーにあるように稼げるのであれば、日本国民全員が豊かになれますね。おそらく財務省も税収アップで小躍りするでしょう。個人への課税強化がますます捗りそうです(苦笑)
ビジネスモデルが不明
それはさて置いて、気になるのは具体的にどういったビジネスモデルで利益をあげるのか。また運営側がどこで収益をあげるのかですが、具体的な作業内容やビジネスモデルについては一切触れられていません。
基本的に世の中はビジネスで動いていますから、事業を継続するためには必ず利益が必要です。わざわざ手間暇かけてこういったオファーを出すのは運営側に利益があるからこそです。
意図的にかどうかは分かりませんが、運営側のメリットが隠されているように思われます。
仮に本当に毎日55,000円を受け取れるのだとしても、その報酬はどこから得ているのでしょうか?そういったビジネスモデルに関する記載が一切ないため実際に稼げる可能性は低いと考えられます。
また、本当に画期的なビジネスモデルを作り出したのだとして、運営者はなぜそれを一般公開するのでしょう?
日当1万円も払えば喜んで働いてくれるアルバイトが雇えます。
アルバイトに日当1万円を支払ったとしても、見ず知らずの第三者に55,000円支払うより運営側の利益は大きくなります。なぜ、それをしないのでしょうか?
私が経営者だったら絶対にアルバイトを雇って作業させますけどね。
この疑問が解消されない限り、安易に登録しない方が良さそうです。
最新副業プレミア5000 の実績
こういったオファーに登録する際には、必ず実績が出ているのかを確認する必要がありますが、私が調べてみた限り、実際に最新副業プレミア 5000 で稼げたという情報は確認できませんでした。
広告ページには「稼げた」という口コミがありましたが、ああいったものは運営側で自作自演も可能なので信憑性は低いと考えられます。
月100万円以上稼げるのであれば、実践者は税金対策として間違いなく法人成りしているハズです。
個人のままだと累進課税で高額な課税が課せられますが、法人成りしていれば自分自身への給与を含む様々な経費を引いたあとの利益に対しての課税になります。普通に考えると経費が使える、また損金の繰越ができる法人になっているでしょう。
まあ普通に考えて毎日55,000円はあり得ない話です。月収165万円を稼げる情報を無料で提供するお人好しがどこにいるのかと… 小一時間問い詰めたくなりますね(苦笑)
最新副業プレミア5000 の口コミ・レビュー
こういった案件に参加する場合、事前にネットで評判を調べるのが大切ですが、今のところ「稼げる」という情報は皆無でした。
参加者の実績や評判が明らかになるまでは見送った方が良さそうです。
また、LINEに登録させることから、そこに案件を送ってくるタイプのオプトインアフィリエイトの業者の可能性も高いです。
オプトインアフィリエイトとは、簡単に言えばメルマガやLINEで広告を紹介し、それを見た人がメールアドレスなどを登録することで報酬を得ることができるものです。
恐らくですが、LINEに登録すると業者から色々なアフィリエイト案件のオファーが送られてくるのでしょう。それに登録すると事業者側が儲かるという仕組みです。
そして、登録したあなた自身はというと、案件の内容によっては多少のお小遣い稼ぎはできるかもしれませんが、広告にある毎日55,000円は無理でしょうね。
現時点では特定商取引法に基づく記載もされておらず、どこの誰が運営しているのかすら分かりません。ビジネスモデルなど不明確な部分が明らかになってから参加を検討した方が良いでしょう。
何かトラブルがあってからでは遅いですからね。
アルバイトでも副業・投資すべて同じですが、あなたが内容を理解することが出来ないような案件に手を出すのは非常に危険だと言えます。
最悪の場合「振り込め詐欺の受け子」のように、詐欺グループの一員にされてしまう可能性があるので近づかない方が賢明かと思われます。
まとめ
今回は毎日55,000円の不労所得を得られるという「最新副業プレミア 5000」について見てきました。色々と調べてみた結果、稼げない可能性が非常に高いと判断しました。
無料の案件とは言え広告ページには特商法の記載もなく、運営元の事業者さえ不明です。この時点で怪しいオファーではないかと疑われます。
広告ページでは簡単に稼げるような印象を与えていますが、普通に考えて月収100万円以上稼ぐことができる情報を無料で公開するでしょうか? あり得ませんよね。
登録後にLINEアカウント追加を促されることから、本案件は悪質なアフィリエイターによるオプトインアフィリエイト企画の可能性が非常に高いと思われます。
登録したとしてもLINEに怪しげな案件が流れてくるだけで、広告ページにあるような利益はとうてい出せないでしょうね。
以上のことから、本案件に参加する価値は無いように思われます。
悪質な業者を見抜く3つのポイント
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、仕事や収入が減っていまい副業や投資を検討する人が多いです。
そんな中、短時間で稼げると謳い、登録者からお金を騙し取るような悪質な業者もいます。
そういった被害防ぐための注意点を紹介します。
・購入前にネットで情報を調べる
・特商法の記載を確認する
「誰でも」「簡単に」「〜するだけ」は信用しない
・「1日30分の作業で簡単に月収100万円を稼ぐ」
・「誰でも即日即金で稼げます」
・「スマホで広告動画を見るだけで日給1万円」
ベタですが、ざっとこんな感じでしょうか。見たことがあるようなキャッチコピーですよね。
普通に考えて「誰でも簡単に○○するだけで稼げる」のであれば、一般公開せずアルバイトでも雇って作業させた方が事業者側は儲かるハズなんです。
そうせずに手間暇と広告宣伝費をかけてまで募集しているという事は、裏に何かがあるということです。
商品名(案件名)+販売会社名 で検索する
最低でも「商品名(案件名)」で検索して欲しいですが、商品に対する口コミやレビュー記事などで情報を集めて下さい。
仮に検討している案件が悪質なものだった場合、既に被害にあった人の情報なども確認することが出来ます。
とは言えアフィリエイト報酬目当てでレビュー記事を書いているアフィリエイターも存在するので、何でも鵜呑みにしてしまうのは危険ですが、参加する前にキチンと調べておくことが大切です。
楽して稼ぐ方法は無い
今回のような無料オファーの場合でも、真っ当な会社は特定商取引法に基づく記載をキチンとしています。会社名や責任者名・連絡先などの記載が無い、一部および全部が画像データ化されている場合、悪質な業者である可能性が高いです。
また、個人情報を求められる案件の場合、プライバシーポリシーにもキチンと目を通しておく必要があります。第三者に個人情報が横流しされ悪用されないよう注意しましょう。
「世の中に楽して稼ぐ方法」はありません。基本的にビジネスモデルがはっきりしない物には手を出さないことが大切です。
仮にすごく気になるものがあったとしても「うまい話には裏がある」と考えて冷静に判断するようにして下さい。