こんにちは。今日は物販系の案件である”たくろーの無在庫物販マスター講座”(野田拓朗)をご紹介します。
世の中には様々な物販ビジネスがあり、無在庫販売もその一つです。在庫を抱える必要が無いため金銭的なリスクが少なくメリットが多いように思えます。
副業で最も実践しやすいのが物販と言われていますが、その分ライバルが多く稼げずに辞めていく人も多いのですが「無在庫物販マスター講座」は初心者が稼げる内容になっているのでしょうか?
早速、確認していきましょう!!

無在庫物販マスター講座
特定商取引法に基づく記載
販売事業者 | 野田拓朗(ステップフロント) |
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所在地 | 福岡県福岡市中央区大手門3−14−27 ラフォーレ大濠パークアベニュー604 |
電話番号 | 050-6863-5212 |
メールアドレス | step.front1211000@gmail.com |
販売ページ | http://takurooosan.com/lp_muzaiko.consult/muzako-master-koza_lp |
販売価格 | 49,800円(税込) |
消費者保護のための特定商取引法に基づく記載に不備はみられませんでした。所在地も実在するものと確認できました。
たくろーの無在庫物販マスター講座 のセールスコピー
常識をひっくり返す!
“超効率×超低リスク物販”のススメ無在庫物販マスター講座
未経験素人がPC1台で人生を変えた
“在庫を持たない物販”
毎月20万を自力で稼ぎ続ける
門外不出のノウハウを限定公開!出典:販売ページ
野田拓朗氏ご自身も「無在庫物販」の教材を数十万円で購入しビジネスを始めたそうです。そして、過去のたくろーさん同様に金銭面で悩んでいる人のために安価で教材を販売することにしたとのこと。
3ヶ月のサポート付きで返金保証もあるため良心的に見えますが、その条件はとても厳しいものでした。
◆保証
本講義を受講後3ヶ月活動継続し、
下記条件に該当してしまった場合は、全額のご返金をさせていただきます。・毎月1000品 出品&問い合わせフォームの活用
→アドバイスによる活動改善 を実施しても総売上が0円の場合
「毎月1,000品出品」とありますが、単純計算で月25日稼働したとしても1日40品を出品することになります。単純作業でリサーチも含めて1品あたり5分だと仮定しても200分。つまり3時間以上の作業量が必要です。
1日2時間の作業でOKと言いながら、どういうことでしょうか? 返金する意思が無いようにしか思えないのですが…。
たくろーの無在庫物販マスター講座 の概要
Web教材はPDF129ページ相当で3ヶ月の無制限サポートがついています。
基礎知識の解説から顧客対応などまで8章に分かれていますが、単純計算で1章あたり17ページほどになります。初心者向けの商材ですから画像等も多用していると思われますので、正直内容としては表面的な部分しか取り扱っていない可能性が高いです。
初心者向けの案件の場合、マニュアルを読んでその指示通りに作業すれば稼げるという具体的なノウハウやHow toの部分が必要です。
Amazonの規約では、ドロップシッピングポリシーでドロップシッピングを認めているので=無在庫販売は禁止されていないと捉える事が出来ます。
ただし、ドロップシッピングポリシーには以下のように条件が定められています。
・商品の記録上の販売者であること。
・商品に同梱または付随する納品書などのすべての情報に、自身を商品の販売者として明記すること。
・購入者からの商品の返品受付・実施の責任を負うこと。
・Amazonの定める出品者規約およびポリシーのすべての条項を遵守すること。
上記の条件をすべて満たしていなければ、違反となってしまうので注意が必要です。
Amazonで相乗り出品をすることで販売ページなどを作らずに出品していく手法だと思いますが、利用規約に書かれている内容を確認するだけでもそれなりの文字数が必要になります。
例えば「商品の記録上の販売者」という文言ひとつとっても、どういう意味なのか説明がないと初心者には理解できませんよね。そういった細かい部分まで書かれていたらpdf129ページ程度で収まるとは思えません。
ですから、本マニュアルは具体的な部分までに踏み込んでおらず、表面的なHowto・ノウハウを記述したものである可能性が高いです。
たくろーの無在庫物販マスター講座の口コミ
アフィリエイト報酬目当てのブログは幾つか確認できましたが、実際に「稼げるようになった」という口コミは確認できませんでした。残念です…
まとめ
今回は物販の商材である「たくろーの無在庫物販マスター講座」(野田拓朗)について確認してきました。
販売ページの内容から、Amazonで「相乗り出品」をすることで作業時間を短縮していく手法であると思われますが、一方で価格競争になりやすいというデメリットがあります。※何しろ同じ商品なのですから、購入者からしたら安いほうが良いですよね。
少し調べれば分かりますが、相乗り出品はアカウント停止のリスクも高く、長く販売できないケースが多いです。
初心者が物販に取り組む際、最初に相乗り販売からスタートするのは良いと思いますが、ネット販売の世界では1年生存率は数パーセントと言われています。
それだけ生き残りが難しいAmazon販売であり、そんな物販のノウハウがわずかpdf129ページ程度で収まるとは到底思えません。
初心者向けに基本的なHow toやノウハウをまとめたものは数百円から販売されており、サポートがついていたとしても49,800円の価値は無いように感じました。
以上のことから、「たくろーの無在庫物販マスター講座」(野田拓朗)はこれから物販に取り組もうとする初心者にはオススメいたしません。