メイクマネー は稼げる副業なのか?検証

「こんにちは。今日は最近よく見かける副業タイプの案件”メイクマネー”(Make Money)について記事していきます。

最近では大企業でも副業を推奨されるようになりました。とは言え本業が忙しいと時間的な拘束がある一般的なアルバイトなどを副業にするのも難しいです。

自分の生活スタイルに合わせて、空き時間に出来る副業があればと色々と比較・検討しながら迷っている人も多いと思います。少しでもお役に立てるよう、本当に稼げる商材なのか確認していきます。

まず、結論から言ってしまうと

メイクマネー(Make Money)はオススメ致しません

その理由について詳しくお伝えしていきますが、まずは特定商取引法に基づく記載から見ていきましょう。

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特定商取引法に基づく記載

特商法に基づく記載のチェックポイント

特定商取引法は、販売事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とした法律です。 訪問販売や通信販売など、消費者とのトラブルを起こしやすい業種が対象となっており、販売者が守るべきルール、クーリング・オフ等の消費者保護のルール等を定めています。

悪質な販売業者は特商法の記載が無かったり、一部またはすべてを画像データ化していることが多いです。

また、連絡先の記載が無かったり販売者が海外の事業者の場合、何かトラブルがあった際、連絡が取れなくなったら最悪泣き寝入りするしかありません。

販売者が信用できる事業者なのか、一番最初に確認すべき項目だと言えます。

一般的にはLP(ランディングページ)の下部に「特定商取引法に基づく記載」ページへのリンクがあり、そこで事業者名や運営責任者、連絡先などが確認できます。

それでは今回の「メイクマネー」の特商法の記載を見ていきましょう。

メイクマネーの特商法の記載

記載なし

残念ながらメイクマネーのLPには「特定商取引法に基づく記載」がありませんでした。

今回は無料オファーなので厳密に言えば特商法の記載は必要が無いのですが、どこの誰が運営しているのか分からない・プライバシーポリシーも記載されていないオファーに個人情報を登録するのには不安が残ります。

ちなみに、なぜ特商法の記載が必要無いかと言うと、今回の事業者は直接商材を販売している訳ではないからです。「販売しない=商取引ではない」と言われればそれまでですが、真っ当なビジネスをしている事業者はキチンと記載するのが一般的です。

今まで色々な案件を見てきましたが、特商法の記載が無い・または曖昧なものは「稼げる」と広告では言っていても実際には稼げない・信用のおけないものがほとんどでした。

会社名・責任者・所在地・連絡先などの記載が無いことから、現段階では真っ当な副業案件ではなく、オプトインアフィリエイトのリスト取りがオファーの目的なように思われます。(個人の感想です)

残念ながら、今回のメイクマネーもあまり期待できる案件では無さそうに感じます。

メイクマネー のセールスコピー

1日数分のスキマ時間を使って現金をゲット!
初心者でも超カンタン♪
1日約10分
最短即日報酬入金
1日5分で1万円をゲット!

LPより抜粋しましたが、1日5分〜10分の作業で日給1万円が稼げるようです。

いわゆる「楽して稼げます系」の副業案件になりますが、基本的にこういった「誰でも簡単に稼げる」と謳う案件は疑ってかかったほうが良いです。

仮にですが、1日10分の作業で日給1万円とすると、毎日頑張れば月収は1万円×30日=30万円にもなります。作業時間に収入が比例するのだとすると、毎日30分頑張れば3倍の月収90万円ということになります。

まあ普通に考えてありえない話だと思います。そんなんで月90万円稼げたら、誰も真面目に働かなくなってしまいますよね。

これがFXや株などの投資案件であれば、自己資金の額によっては短時間で稼ぐことが出来るかも知れませんが、スマホで行う「作業」ですよ。10分で1万円を稼ぐだけの付加価値を生み出せるのでしょうか?

お金が湧いてくる訳ではないので、どこかの企業または個人から対価を頂き、そこから報酬が生まれているハズです。本当に稼げると言うならば、どんなビジネスモデルなのか非常に気になるところです。

メイクマネー の概要

LINEで友だち追加するだけで準備はOK!
メイクマネー公式LINEを追加

SNSにイイね!をつけたり、
広告動画を見たりするだけ!

簡単だから移動中や就寝前など
いつでもできちゃう!

抜粋しましたが、LPによると公式LINEを追加することで副業がスタート。SNSにイイね!を付けたり広告動画を見るだけで報酬がもらえるようです。

こういった作業で稼げないとは言いませんが、同じ副業系のクラウドワークスで調べてみたところSNS系の案件は単価が数十円〜月額数千円と非常に低いので、LPにあるような1日5分〜10分で1万円を稼げるとは到底思えません。

仮に本当に短時間で1万円を稼げるのだとしても、その報酬はどこから得ているのでしょうか?そういったビジネスモデルに関する記載もないため実際に稼げる可能性は低いと考えられます。

また、本当に短時間の作業で1万円稼げるビジネスモデルがあるのだとしたら、運営者はなぜそれを一般公開するのでしょう?

時給1,000円〜2,000円払えばアルバイトを雇えるので、2時間でも3時間でも喜んで作業してくれるハズです。

例えば作業時間10分で1万円だとしたら、60分の作業で6万円です。アルバイトに時給2,000円払ったとしても丸儲けだと思うのですが、なぜそうしないのでしょうか?

私が経営者だったら絶対にアルバイトを雇って作業させますけどね。

この疑問が解消されない限り、安易に登録しない方が良さそうです。

メイクマネーの実績

調べてみた限り、実際にメイクマネー(Make Money)で稼げたという実績は確認できませんでした。

「参加者の声」などは事業者側でいくらでも捏造することができるので、実際に登録して「稼げた」という実践者の情報をキチンと確認する必要があります。

そもそも「5分〜10分の作業」で収益が発生する根拠がLPで明らかにされていないため、「稼げる」と信用しろと言われても困りますよね。

メイクマネーの口コミ・レビュー

こういった案件に参加する場合、事前にネットで口コミや評判を調べるのが大切ですが、今のところ否定的な意見が多いようです。

少なくとも参加者の実績や評判が明らかになるまでは見送った方が良さそうです。

また、LINEに登録させることから、そこに案件を送ってくるオプトインアフィリエイトの業者の可能性が非常に高いです。

オプトインアフィリエイトとは、簡単に言えばメルマガやLINEで広告を紹介し、それを見た人がメールアドレスなどを登録することで報酬を得ることができるものです。

恐らくですが、LINEに登録すると怪しげな業者から色々なアフィリエイト案件のオファーが送られてくるのでしょうね。そこに「あなた」が登録すると事業者側が儲かるという仕組みです。

そして、登録したあなた自身はというと、案件の内容によっては多少のお小遣い稼ぎはできるかもしれませんが、LPにあるような1日5分〜10分で10,000円は到底無理でしょうね。

現時点では特定商取引法に基づく記載もされておらず、どこの誰が運営しているのかすら分かりません。何かトラブルがあってからでは遅いので、ビジネスモデルなど不明確な部分が明らかになってから参加を検討した方が良いでしょう。

アルバイトでも副業・投資すべて同じですが、あなたが内容を理解することが出来ないような案件に手を出すのは非常に危険だと言えます。

最悪の場合「振り込め詐欺の受け子」のように、詐欺グループの一員にされてしまう可能性があるので近づかない方が賢明かと思われます。

まとめ

今回は副業案件のメイクマネー(Make Money)について確認してきました。色々と調べてみた結果、稼げない可能性が非常に高いと判断しました。

無料オファーなので特商法の記載は厳密に言えば必要ないのかも知れませんが、運営会社や連絡先などの記載が一切なく、どこの誰が企画したものかも分かりません。

LPには、SNSにイイね!を付けたり広告動画を見るだけで報酬がもらえるとありましたが、一般的にSNS系の案件は単価が低く数十円程度です。どこから収益を得るのかというビジネスモデルも記載されておらず、信憑性に欠けているように思えます。

登録後にLINEアカウント追加を促されることから、本案件は悪質なアフィリエイターによるオプトインアフィリエイト企画である可能性が高いと思われます。

仮に登録したとしてもLINEに怪しげな案件が流れてくるだけで、LPにあるような利益はとうてい出せないでしょうね。

今回のオファーは、リスト取りとアフィリエイト報酬が目的である可能性が高いので、私としては個人情報を開示するのはオススメしません。

以上のことから、本案件に参加する価値は無いように思われます。

悪質な業者を見抜く3つのポイント

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、仕事や収入が減っていまい副業や投資を検討する人が多いです。

そんな中、短時間で稼げると謳い、登録者からお金を騙し取るような悪質な業者もいます。

そういった被害防ぐための注意点を紹介します。

・誇大広告は信用しない
・購入前にネットで情報を調べる
・特商法の記載を確認する

「誰でも」「簡単に」「〜するだけ」は信用しない

・「1日30分の作業で簡単に月収100万円を稼ぐ」
・「誰でも即日即金で稼げます」
・「スマホで広告動画を見るだけで日給1万円」

ベタですが、ざっとこんな感じでしょうか。見たことがあるようなキャッチコピーですよね。

普通に考えて「誰でも簡単に○○するだけで稼げる」のであれば、一般公開せずアルバイトでも雇って作業させた方が儲かるハズです。

そうせずに広告宣伝費をかけてまで募集しているという事は何か裏があるということです。

商品名(案件名)+販売会社名 で検索する

最低でも「商品名(案件名)」で検索して欲しいですが、商品に対する口コミやレビュー記事などで情報を集めて下さい。

仮に検討している案件が悪質なものだった場合、既に被害にあった人の情報なども確認することが出来ます。

とは言えアフィリエイト報酬目当てでレビュー記事を書いているアフィリエイターも存在するので、何でも鵜呑みにしてしまうのは危険ですが、参加する前にキチンと調べておくことが大切です。

特商法の記載とプライバシーポリシーを確認する

無料オファーの場合でも、真っ当な会社は特定商取引法に基づく記載をキチンとしています。会社名や責任者名・連絡先などの記載が無い、一部および全部が画像データ化されている場合、悪質な業者である可能性が高いです。

また、個人情報を求められる案件の場合、プライバシーポリシーにもキチンと目を通しておく必要があります。第三者に個人情報が横流しされ悪用されないよう注意しましょう。

 

「世の中に楽して稼ぐ方法」はありません。基本的にビジネスモデルがはっきりしない物には手を出さないことが大切です。

仮にすごく気になるものがあったとしても「うまい話には裏がある」と考えて冷静に判断するようにして下さい。

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