こんにちは。今日は”物販アカデミー Prime ”(株式会社インフォプロモーション 高橋和也)について記事にしていきます。
コロナ禍の影響で仕事や収入が減ってしまい、それを補うために何か副業ができないかと考えている人が多いです。
本業があると、時間に拘束されるアルバイトなどが難しい場合もあり、空き時間やスキマ時間に何かできるものを…と考えると、せどり・転売などに目が行きがちです。
しかし、せどり・転売などは比較的簡単に始められるビジネスのため、競合が多いため「作業量の割に稼げない」といったケースもよく耳にします。
そんな中で「稼げる!!」と噂に聞くのが中国輸入ビジネスです。
今回は輸入ビジネスのスクールである本商材が稼げるノウハウなのかどうか確認していこうと思います。
早速、詳しい内容をみていきましょう。

物販アカデミーPrime
特定商取引法に基づく記載
販売社名 | 株式会社インフォプロモーション |
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運営統括責任者 | 高橋和也 |
所在地 | 〒107 −0062 東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山942 |
電話番号 | 050−5317−2478 |
メールアドレス | support@onedream.jp |
販売URL | https://buyerz.info/LP/pba/ |
特定商取引法に基づく表記にモレはありませんでした。法人番号の確認も取れ、実在する会社であることは間違いないようです。
会社名で検索をかけたところ、アフィリエイト・FX・不動産など複数ジャンルの案件を手掛けているようです。
物販アカデミー Prime のセールスコピー
- 収入を毎月10万円増やすことが出来たら・・
- あなたは何がしたいですか?
- 自動化ツールがあなたをサポート
- 全額返金保証付
出典:販売ページ
競争が激しくなってきている転売やせどりではなく、中国輸入の物販で稼ぎましょうというものです。
「80%の利益率も可能」と謳っていますが、そりゃ不可能ではないでしょう。しかし、一般的に利益率が極端に高い商品は回転率が低かったりもします。
仮にですが利益率80%だとすると、売上100万円で80万の利益になります。仕入れがあるビジネスではありえない数字だと思います。
話半分〜3分の1程度で聞いておくのが良いでしょうね。※一般的には物販の利益率は高くても30%程度です。
あくまでも過去にそういったケースがありましたよというお話です。
物販アカデミー Primeの概要
一言で言ってしまうと「中国から製品を仕入れてYahoo・メルカリ・ラクマで販売する」ものになります。
仕入先は中国の通販サイトであるアリババを使うとありますが、ビジネスとしては比較的簡単なものだとは言えます。※手間はかかりますが…
メルカリでの販売もスマホさえあれば出品できるのでAmazonに比較すると簡単です。
しかし、「簡単=参入障壁が低い」ですからね。誰もがやりたがります。
例えば「テイクアウトのからあげ専門店」を最近見かける機会が増えたと思います。フライヤーさえあれば良いので費用を抑えられ、調理も揚げるだけなんでオペレーションも簡単なんですよね。だからお店が増えていく。
何が言いたかったかと言うと、参入障壁が低いビジネスは競合が多く価格競争になりやすいのです。Youtubeでも「中国輸入・物販は儲かる」と煽っている広告をよく見かけますよね。
同じようなノウハウを使って売れ筋商品をリサーチすると、結果的に「同じ商品」が並んでしまうことになります。商品が同じなら安い方をお客さんは選ぶので、売るためには他より安くするしかないんですよね。
かと言って、他とかぶらない商品を仕入れてしまうと、売れる頻度は減ってしまうので資金効率が悪くなってしまいます。
商材の代金くらいは稼げると思いますが、そこまで利益の出るビジネスモデルでは無いように感じます。
- 本編コンテンツ:A4ページ換算271ページ
- 特典コンテンツ:A4ページ換算11ページの特典説明+サービス提供
- 動画講義:約7時間
- 音声講義:約7時間
- PDF:本編:271ページ 特典説明11ページ
- サポート:メール・チャットワークでの最大1年間サポート
コンテンツの内容は上記の構成になっています。返金保証もついているようですが、条件にある「本スクールの内容を1年間真剣に実践したにもかかわらず」の『真剣に実践』という表現が気になります。
返金依頼しても「真剣に取り組んでいませんでしたね」と言われたらそれまでですから。
物販アカデミー Prime の口コミ
セールス内ではオファー主の売り上げ状況が分かる画像が提供されており、現役プレイヤーからノウハウを習うということは購入者にとっては安心ですが、セールスで謳っている”初期費用不要” ”自動ツールがあなたのビジネスをサポート”という文言は購入者側の誤解を招きかねないので適切な表現とは言えないと思います。
本商材はカリキュラム内で不良在庫を出さないようにするには?と紹介していることから無在庫販売では無いのである程度の仕入れ資金は必須と考えるのが自然ですし、自動ツールに関してもまず先着100名のみの特典であるので、インフォトップで高いランキングを維持しているような本商材ならとっくに特典の権利は失われているでしょう。
これでは購入はしたものの、実際はちょっと違った…と後悔することが目に見えています。
出典:未完
普通に考えて初期費用として「仕入れの資金」は必要ですよね。また自動ツールは「6ヶ月間無料」と書かれていましたが、継続する場合の費用が記載されていませんでした。
想像ですが販売社は輸入販売ではなくスクール生からの「画像加工の費用」「ツールの利用料」で利益を出しているのでしょうね。
まとめ
今回は中国輸入ビジネスのスクール「物販アカデミー Prime 」(株式会社インフォプロモーション 高橋和也)について確認してきました。
「物販アカデミー Prime 」はアリババで仕入れてYahoo・メルカリ・ラクマで販売するノウハウで、在庫の仕入れ資金はある程度必要になりますが、初期費用が少なくて済む参入障壁の低いビジネスモデルです。
販売ページには「利益率80%」とありましたが、それは過去の特定の商品についてのお話ですし、他のライバルとの価格競争もあるため現実的な利益率としては10%〜30%ほどかと思われます。
例えばですが10,000円の商品が売れたとしても利益率20%なら利益は2,000円です。月に5万円稼ごうとすると、この10,000円の商品を25個売る必要があります。正直、スキマ時間の作業では数を売るのは難しいので、販売ページで言うほど儲かる案件ではないと感じました。
サポートもついているので「全く売れない」「利益が出ない」ということは無いと思いますが、輸入代行業者の手数料やツールの利用料が販売ページで明らかにされていない点が不自然です。
恐らくですが、販売者は中国輸入ではなくスクール生の画像加工や手数料・利用料で稼いでいるのでしょう。
これから物販ビジネスに取り組もうとする場合、ライバルも多いことから最新のノウハウが必要になります。ですから、現在進行系で「物販で稼いでいる人」から指導を受けるべきです。
以上のことから、初心者向けの案件ではないと判断しました。